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2019年12月に刊行した篠田真の第一短歌集『インパーフェクション』の
新装版。15歳から20歳までの短歌100首を収録。
曇天を征く短歌たち。 単調なあの子の音読(君、恋は罪悪ですよ)解っています、 ためいきも絵の具も全部がちまけて美術室の流し場は夜 お揃いの毛色にしたのと駆け出せば犬と彼女はいきものの群れ 僕は僕の監督として微笑んで目をそらすなと僕に叫んだ 薬袋からっぽにして放り投げて緑の丘できみに会いたい はいとても遠かったですでも乗り継いできましたとても会いたかったので
20歳から23歳までの短歌50首・詩4篇を収めた第二短歌集。
春雷が轟く激情の短歌たち。
キスとかはしなかったけどリコちゃんのピアスホールはあたしが開けた
孤独こそ心と信じるあなたの目に映るわたしのひとたびの修羅
人生は緋色のリボンたどること蛇行してこそ艶めくサテン
きみを呼ぶサインはいつもの公園に自転車とめて2分待つこと
曖昧に生きていきたい 好きなのは赤でも青でもなくて紫
君こそが太陽だったと知らなくて見つめた日から何も見えない
23歳から25歳の短歌80首を収めた第三歌集。
祈りと呪いの短歌たち。
旅慣れた人になりたい艶やかなリンゴ丸ごと齧って異国
教室は300ルクスに保たれて存在しないものとして影
第三者視点ならこの人生はエンタメだろう テレビ消してよ
サボタージュよりしたいのはエスケープ 非常コックはぴかぴか赤い
帰り道は三つの月に照らされて乱視のままで歩いていたい
密やかにきみが育てた初春の果てに私はただ立ち尽くす